Tuesday, December 22, 2009

「不安や劣等感に押しつぶされそうになります」と言った時。


「― 極端な話 ― 」



とその人は前置きを置いた。



「イチローは


野球をやったことがない子どもに対して


『君、センスがないね』


とは、言わないだろう。



野球をやりたいという子に、まずバットを持たせてみる。


そうやって、子どもに野球を面白いと思ってもらう。


とにかく、まずはバットを与えてみる。


それから子どもがそのバットをどう扱うかは、その子次第だ。


一生懸命素振りにいそしむ子もいれば、すぐに飽きてテレビゲームへと走る子もいるだろう。

それはそれでいい。

機会を与えた後は、全て子どもの自由だ。


どちらにしても、イチローの役割は子どもたちのセンスを見極めることではない。


子どもたちに野球に触れるきっかけを与えることだ。


私もそんな役割を果たしたいと思っている。


私は君にバットを与えてよかったと思う。」


インターンの面接で僕を採ってくださった社員の方が
今日僕にそう言ってくれました。

朝から涙目になりながら、拳に力が入りました。

仕事の何の知識もなかった。

ただ、面白そうだから挑戦してみたい、その気持ちだけを
ひたすら伝えた面接のあの日を思い出しました。




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どうも、森本です。

22期選考会皆さんお疲れさまでした。

2年生の姿を見ながら、一年前の自分を思い返していました。

自分の人生が左右される。
自分では大袈裟でも何でもなくそれくらい本気に考えていました。

今の2年生の皆さんも不安でいっぱいだろうと思います。


皆さんが「バットをください」と田村ゼミの門戸を叩いてきてくれたことを
心から嬉しく思います。


一日の面接を通して皆さんはどう感じられたでしょうか。

こわい人もいたし、優しそうな人もいたし、おじさんもいたし、のりk(ry
いろいろ思うところはあったとは思いますが。。。

ただ、面接した側の人間として、2年生の皆さんに伝えておきたいのは、
私たちはプロ野球選手になれそうな人にバットを与えようとするのではない
ということ。そして、私たち自身もプロ野球選手ではないということ。

別に今、ちゃんと答えられていなくてもいい。知識がなくてもいい。


「この人にバットを持たせたら面白いかも。」

「この人にバットを持たせたら一緒に楽しく野球ができるかも。」


2年生にかける思いはそのような期待です。



ただもしかすると、与えられるのはバットではなく、テニスラケットかもしれないし、
サッカーボールかもしれない。

ただ、与えられたものをどう活かして、自分の実力にするか、全ては自分次第。

例え与えられたものがバットでなかったとしても、テニスラケットで毎日素振りするのも、サッカーボールを毎日蹴るのも、全てはあなた次第。


少々婉曲的になってしまいましたが百まで言わずとも、
何かしら僕個人の想いとして2年生の皆さんに伝わればと思います。

また、2年生へといいながら自分へ言い聞かせていることも確か。


人事を尽くして天命を待つ


「その時」の(ここはあえて僕はこう解釈したいのですが)
自分のできる限りを尽くして、その結果としての天命を得たならば、
その天命に従い、その中でまたどう生きるかは自分次第。


ただ、人事を尽くさずして天命を待つことのないよう日々努力あるのみ。


年の瀬を迎えるにあたり、新年へ向けて気持ち新たに奮起する思いで
ここに記しておきたいと思います。


よいお年をお迎えください。




え、クリスマス?


あぁ、じょじょがイヴに帰省すr(略

1 comment:

sayumi horie said...

押しつぶされそうになります。本当に。いい記事を書いた森本さん、イブはマイケルおいたんと私とシャンパンパーティしましょう^^